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1997 年度 実績報告書

非天然物質分解系酵素の遺伝生態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09875202
研究機関大阪大学

研究代表者

根来 誠司  大阪大学, 工学部, 助教授 (90156159)

研究分担者 四方 哲也  大阪大学, 工学部, 助手 (00222399)
島 康文  大阪大学, 工学部, 助手 (50187423)
卜部 格  大阪大学, 工学部, 教授 (60029246)
キーワードナイロンオリゴマー / 非天然物質分解酵素 / シュードモナス / 6-アミノカプロン酸 / 分子進化工学 / 環境ストレス
研究概要

我々は、現在、遺伝背景の良く判った微生物からナイロン誘導体を分解する菌株を実験室内進化系で取得し、進化の過程を実験的に捉えることを目指して研究を行っている。これらの研究は、環境ストレスのもとで、適応に有利な変異がどのように蓄積し、新しい機能の発生に繋がるのかという問題に迫るものと思われる。そこで、本研究を通じて微生物における新規機能の発生、定着に関する知見を深めることを計画した。
Pseudomonas aeruginosa PAO1株からナイロンオリゴマーを分解する菌株を実験室内進化実験ですでに取得しているので、本年度は、その中の1菌株PAO5502から細胞抽出液を調製し、DEAE-セファデックスカラムクロマトグラフィーにより精製した。その結果、6-アミノカプロン酸環状2量体に作用する酵素(E1)と同直鎖状2量体に作用する酵素(EII)の少なくとも2種類の酵素が存在することが判明した。また、これらの酵素の分子量を高速ゲル濾過クロマトグラフィーにより分析した結果、両酵素とも120kDaであることが明らかになった。さらに、Flavobacterium sp.KI72株の精製EI酵素に対する抗血清(anti-F-EI)を用いてオクテロニ-試験により免疫性を検討したところ、PAO5502株の両酵素とも免疫反応は認められなかった。同様に、K172株のEIIに対する抗血清(anti-F-EII)はPAO5502株の両酵素に対して免疫反応を示さなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yomo et al: "Properties of artificial proteins with random sequences" Anal.N.Y.Acad.Sci.印刷中. (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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