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1998 年度 実績報告書

有機高分子/無機化合物からなるハイブリッド多孔質材料の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09875244
研究機関三重大学

研究代表者

加藤 忠哉  三重大学, 工学部, 教授 (80023133)

キーワード合成雲母 / スメクタイト / カードハウス構造 / 水溶性高分子 / 疎水的領域 / 多孔性構造
研究概要

合成雲母や合成スメクタイトなどの板状無機物質の作るカードハウス構造を利用し、水溶性高分子の添加と吸着によってその多孔性構造を保持し、有効に補強されたハイブリッド材料を作ることを目的にした研究であり,水溶性高分子として非イオン性水溶性高分子,アニオン性高分子電解質、綾西高分子電解質および各種共重合体をもちいた。この多孔性ハイブリット材料が添加した両性高分子電解質の作用によってイオン導電性を発揮して二次電池材料に利用できるように、改良を加えた。水溶液では所期の構造を維持させることができるが,現状では、有機電解液の中では構造の維持には成功していない。
実験はカルボキシベタインおよびスルホベタイン型のモノマーとポリエチレンオキサイドを側鎖にもつモノマーとの共重合体を基本とした。新規購入した蛍光分光計は材料中の疎水的領域の形成を実証するために有効に利用した。更なる研究を続けていくつもりである。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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