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1997 年度 実績報告書

熱水系における粘土鉱物特性の探査工学的利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09875255
研究機関北海道大学

研究代表者

米田 哲朗  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00002056)

キーワード熱水変質 / 粘土鉱物特性 / 探査工学
研究概要

熱水系の形成過程における粘土鉱物の組成・構造と熱水環境の関係を究明し,その鉱物学的特性の探査指標としての有用性を検討するという本研究の目標に対し,本年度は,基礎データの収集・蓄積に重点を置いた.すなわち,今年度の実施計画を,化石および活地熱系のフィールド調査および採取試料の鉱物学的分析・解析を行うことに設定した.
豊羽地域(北海道)および北薩・菱刈地域(鹿児島県)などにおいて,フィールド調査を行い,熱水性鉱床や活地熱系の熱水性鉱脈,変質帯,粘土鉱物の地質学的産状を把握するとともに,空間的,時間的な位置関係を考慮して試料採取を行った.
室内実験では,岩石,鉱石,粘土試料を光学顕微鏡,X線回折装置,EPMAにより粘土,鉱石,岩石の鉱物学的分析を行い,鉱物組み合わせ,組織,共生関係などを明らかにした.とくに,粘土鉱物学的分析では,XRD解析においてprofile-fitting法や定量評価法を適用することにより,粘土鉱物組成やその分布に関して新しい成果が得られつつある.また,いくつかの粘土鉱物について形態観察,組成分析,構造解析を行い,詳細な鉱物学的特性が明らかにされつつある.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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