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1998 年度 実績報告書

遺伝子鏡を用いたマラリア感染に対するDNAワクチネーションの基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09877055
研究機関徳島大学

研究代表者

酒井 敲  徳島大学, 医学部, 助手 (40274196)

研究分担者 堀井 俊宏  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (80142305)
足立 昭夫  徳島大学, 医学部, 教授 (90127043)
姫野 國祐  徳島大学, 医学部, 教授 (50112339)
キーワードマラリア / DNAワクチン / 遺伝子銃 / SERA / MAP-1 / サイトカイン
研究概要

BALB/cマウスにSERA DNA免疫を行ったところ有為なSERA蛋白に対する抗体産生が認められた。DNA免疫の効果を増強する目的でIFN-γ,IL-4,IL12及びGM-CSF発現プラスミドを作製しそれらサイトカイン発現プラスミド共導入によるSERA蛋白に対する抗体価および抗体サブクラスへの影響について検討を行った。SERA特異的IgG抗体価はいずれのサイトカイン発現プラスミドでも産生増強作用が認められた。抗体サブクラスについてはIgG2aレベルにおいてIFN-γ又はIL-12発現プラスミドを共導入することによりSERA DNA免疫単独に比べ3倍以上の抗体価の上昇が認められた。これらの結果からサイトカイン発現プラスミド共導入によりDNA免疫により惹起される免疫応答の増強及びその制御が可能であることが明らかにし論文発表を行った(Parasitology Inteational,1999 in press)。
またMSP-1遺伝子を用いマウスマラリア感染系でDNAワクチンの効果を検討した。MSP-1DNA免疫によりMSP-1蛋白に対する液性及び細胞性免疫の両方が誘導された。さらにMSP-1遺伝子とサイトカイン遺伝子を共導入することによりそれら免疫応答が増強及び応答の制御が認められた。MSP-1 DNA免疫マウスにマラリアを感染したところ、対照マウスに比べ抵抗性を示しMSP-1 DNAワクチンの防御効果が認められた。

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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