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1997 年度 実績報告書

ニューマクロライド薬の体内動態に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 09877100
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

柴 孝也  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (50056800)

キーワードニューマクロライド / 体内動態 / 血中濃度 / 尿中排泄
研究概要

ニューマクロライド薬を健康成人男子6〜10人に常用使用量を経口投与し、血液および尿を経時的に摂取し体内動態について検討した。
古くから臨床使用されているErythromycin(EM)、Roxithromycin(RXM)およびニューマクロライド薬に分類されるClarithromycin(CAM)、Azithromycin(AZT)についてcross over法にて実施した。
1)EMと比較し、最高血中濃度(Cmax)はRXMで高値となり、AZT、CAMでは低値であった。
2)曲線下面積(AUC)はRXMで大きく、CAMはEMと差がなく、AZTでは小さかった。
3)血中半減期(T1/2)はCAM、AZTで長く、特にRXMでは長かった。
4)累積尿中回収率(%)はRXM、AZTで高く、特にCAMで高値であった。
ニューマクロライド薬の体内動態を知るうえでの基本になる血中濃度、尿中排泄を明らかにしたことから、今後の検討に道を開けたものと考える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 柴 孝也: "抗生物質の最新の使用法" カレントテラピー. 15. 124-133 (1997)

  • [文献書誌] 柴 孝也: "感染対策ハンドブック" 照林社, 318 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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