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1997 年度 実績報告書

心筋細胞への経皮経冠動脈的遺伝子導入

研究課題

研究課題/領域番号 09877128
研究機関東京大学

研究代表者

青柳 昭彦  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (10251240)

研究分担者 百村 伸一  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (10190985)
杉浦 清了  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (10272551)
キーワード遺伝子治療 / 心不全
研究概要

1、ラット心筋細胞へのin vino遺伝子導入法を模索して、まずはHVJ liposomeを用いて、経冠動脈的、経頚静脈的、心膜腔内注入により、リポ-タプラスミドpSV-β galの発現を検討したが、いずれにおいても有意な発現を確認するに至らなかった.続いてリポフェクションの変法として最近注目されているDIMRIE-Cを用いて、Green Fluorescence Protein(p-Green Lantern)を経頚静脈的、左室腔内直接注入、心膜腔内注入により導入を試みている.導入手術後一週間の時点で、肝臓や肺に比べ、心筋でより強い螢光がみられるようである.現在定量中である.
2、ラット心筋細胞へのSR Ca^<2+>ATPase導入の前段階として同遺伝子のラット圧負荷モデルの発現調節について検討している.SR Ca^<2+>ATPaseのpromoterにluciferaseをfusionしたconstructを手術的にラット左室心尖部に筋肉注入し、同時に上行大動脈狭窄を作製し、一週間後の発現を比較した.上行大動脈狭窄による急性圧負荷心不全モデルにおいてSR Ca^<2+>ATPaseの発現レベルが低下するが、この調節に-1110〜-1810bpに存するpositive regulatory elementの関与が重要であることが認められた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 青柳昭彦: "Inhibition of Carnitine Synthesis Protect Against Left Ventricular Dysfunction in Rats with Myocardial Ischemia" Journal of Cardiovascular Pharmacology. 30. 468-474 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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