研究概要 |
平成九年度には、頭蓋内外血管内圧から頭蓋内圧を求めるための基礎データとしてラットを用いて硬膜外頭蓋内圧を測定し、それらのデータ蓄積を行った。頭蓋内圧波形分析には市販のsoftwareが使用できず豊田中央研究所と当教室でリアルタイムにそのpulse pressure,tangent of initial peakを測定できることを可能にした。このラット硬膜外頭蓋内圧測定器は、東海理化電気と共同開発し3rd versionも完成した。この成果は、5月にWilliamsberg(USA)で開かれた10th International symposium of intracranial pressureで発表し、Acta Neurochirurgica Supplementum 71に掲載される予定である。これらの成果により、平成10年度からの血管内圧測定の準備が整った。
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