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1998 年度 実績報告書

膀胱癌におけるp53のmutationを含むpeptideによる免疫療法-マウス膀胱癌モデルにおける基礎的検討-

研究課題

研究課題/領域番号 09877314
研究機関神戸大学

研究代表者

守殿 貞夫  神戸大学, 医学部, 教授 (30030935)

研究分担者 郷司 和男  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (50195921)
荒川 創一  神戸大学, 医学部, 助教授 (70159490)
キーワードP53 / 膀胱癌 / mouse / CTL / peptide
研究概要

当科で樹立された化学発癌剤に因るmouse膀胱癌株BBMのP53は249番目と478番目にpoint mutationがあり、249番目のGがTにmutationしており、AlanineがSerineに変わっていた。この部のアミノ酸配列はwild typeでAPAPATPWPLとなっており、mutationしているP53ではAPSPATPWPLで共にH-2Ldにbindingする可能性があった。両方のpeptideを作製し、1μg、5μg、10μg、50μg、100μgでadjuvantと共にBalb/c mouseに1週間毎2回免疫した。1x10^6個/mlの正常mouse脾細胞を48時間、5μg/mlのConAの存在下で刺激し、培養上清を回収した。この培養上清を10倍に薄めてmediumとした。免疫されたmouseの脾細胞をこのmediumを用いて、免疫されたpeptide(10μg/ml)でpulseされたstimulatorとfeederで1週間毎に1回培養してpassageした。stimulatorとfeederは前もってMMCで処理した。Balb/c由来のP815を1μg/mlのpeptideでpulseしてtaget cellとしてCTL assayを行なった。ELISA plateを用いて1x10^4個/wellのtaget cellを蒔き、種々のeffector/target ce11 retio(1〜100)でCTL assayを行なった。^<51>Cr release assay及びTNF ELISA kitを用いたcytokine releaseassayを施行した。このpeptideに因るCTL誘導の実験を3回施行したが、残念ながらCTLは誘導されなかった。現在、他のpeptideによる免疫実験を考慮している。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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