研究概要 |
1. 平成9年度は腫瘍特異的CTL細胞の樹立が困難であった. 2. 平成10年度は,56才,男性の舌癌(扁平上皮癌)γT_4NoMo,StageIVより得られた腫瘍部および正常粘膜からtotal RNAをAGPC法で分離し,Oligo-Texを用いてpolyA+RNAを精製した。このpolyA+RNAを用い,Olgio-capping法に基づく完全長cDNAライブラリーの作成(Suzuki et al.Gene 200:149-156,1997)を行った。この方法は従来法では10%以下であった完全長クローンの含量が,培養細胞からのpolyA+RNAでは50-70%臨床材料からのpolyA+RNAでも30-50%となる方法である。現在、このライブラリーの完全長率を検討中である。
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