研究課題/領域番号 |
09877390
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
佐藤 光信 徳島大学, 歯学部, 教授 (00028763)
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研究分担者 |
川又 均 徳島大学, 歯学部, 助手 (70224847)
伊賀 弘起 徳島大学, 歯学部, 助手 (40175188)
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キーワード | ヒト唾液腺癌細胞HSG / EBV / C3d / EBVレセプター / C3d / EBVレセプター抗原(CR-2) / EBNA |
研究概要 |
1.ヒト唾液腺癌細胞(HSG)よりtotalRNAを抽出し、Molonyマウス白血病ウイルスの逆転写酵素とランダム・プライマーを用いてcDNAを調製し、これからC3d/EBVレセプターcDNAを増幅した。すなわち、cDNA-polymerase chain reaction(PCR)により、C3d/EBVレセプターに特異的なcDNAを、プライマーとして5'-CAATGGTAGTCGCGTGATTAGGTG-3'(C3d/EBVレセプター遺伝子配列No.2535-2558)と5'-TTCCAAGCAATGAGGCACACACCA-3'(C3d/EBVレセプター遺伝子配列No.3208-3185)を用いて増幅し、更にSouthern blot analysisにより、C3d/EBVレセプターアンチセンスオリゴヌクレオチド5'-GCACACCTGGCACCCATGTGTTATCAGTAT-3'に^<32>P-標識したものをプローブとして用いてC3d/EBVレセプターcDNAを同定した。 2.C3d/EBVレセプター抗原(CR-2)に対するマウス単クローン抗体を用いて、HSG細胞におけるCR-2の発現を蛍光抗体法及びimmunoblottingにより検索した結果、細胞質にCR-2の発現を検出した。一方、HSG細胞をdibutyryl cAMPで処理すると、CR-2は細胞膜にtranslocationすることを明らかにした。 3.EBV産生B95-8細胞をTPAで処理して調製したEBVを、dibutyrylcAMPで処理したHSG細胞に感染させた。この感染細胞において、EBNAとVCAとの発現を蛍光抗体法により検出した。この場合、EBVのカプシド蛋白質gp220(BamH1L領域)とEBNA1(BamH1K領域)のEBVゲノムの存在をPCRにより検出した。
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