小・中学生にでもわかりやすいユーザインターフェースを持ち、簡単なマウス操作でプログラミングできるようなシステム開発研究の第1年目として、以下の事項について、研究分担者及び国内の数人の研究者と研究連絡を行いつつ研究を進めた。 小・中学生が用いるソフトウェアであるため、ユーザインターフェースとしてはマウス操作が基本であることと。キーボードからの入力はデータとしての数値や文字の入力程度にとどめること。また、分かりやすい姿形を持った部品を多数用意し、それらの部品間の関連付けと実行順序をマウス操作で指定することで実行可能なプログラムが作成できること。このようなプログラミング開発システムについての技術的な仕様作成がこの研究の目標であることを確認した。 システムを開発するための開発言語としては何が良いかについての検討を行った。その結果 C++言語は用いないこととし、部品としてのコンポーネント作成に一番適していること、マルチプラットホームな言語であることからJava及びJavaBeansを使うこととした。 コンポーネントとしての良い部品作成とそれらを関連付けるメカニズムがこの研究のキ-ポイントであり、来年度の研究ではこのメカニズムの技術的な詳細と実験的なシステムの作成を行う予定である。
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