小・中学生にでも分かりやすいユーザインターフェースを持ち、簡単なマウス操作でプログラミングできるようなシステム開発研究の第2年目として、以下の事項について、研究分担者及び国内の数人の研究者と研究連絡を行いつつ研究を進めた。 昨年度の研究をふまえ、システム開発のための開発言語としては、部品としてのコンポーネント作成に一番適しておることから、Java及びJava Beansを使うことに決め、今年度の研究に着手した。 小・中学生にも分かりやすい姿形を持った部品を提供するためには、コンポーネントとしての良い部品作成とそれらをプログラムとして関連づけるためのメカニズムをどのように設計するかがこの研究のキーポイントであり、このメカニズムの技術的な仕様を明らかにするためJavaとJava Beansの詳細について調査・研究を行った。 本年度の研究では、このメカニズムの技術的な仕様のおおよその輪郭を得ることができた。来年度の研究においては、技術的仕様についての詳細を作成することと具体的な実験的システムの作成を課題として研究を行う予定である。 また、今年度は、小・中学校の算数・数学教材についての調査研究も行い、目標としている開発システムを用いてどのような教材作成が可能かについて資料の収集を行った。
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