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1997 年度 実績報告書

マルチメディア表現における子どものシンボル操作能力に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 09878035
研究機関新潟大学

研究代表者

生田 孝至  新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)

研究分担者 松井 仁  新潟大学, 教育学部, 助教授 (20251423)
キーワードメディア表現 / シンボル操作 / マルチメディア / メデイア リテラシー
研究概要

今日のコミュニケーション形態は、単一のメディアを媒介とするコミュニケーションから、多媒体を融合するマルチメディアによるネットワークを介してのコミュニケーションの形態に移行しつつある。そこでは、膨大な情報ネットワークでのコミュニケーションと関わり多様なシンボルの読み書き能力を必要とする。伝統的な文字の読み書き能力としてのコミュニケーションリテラシーから、複合的なシンボル操作能力としてのコミュニケーションリテラシーが必要となってくる。
本研究では、子どものマルチシンボル操作能力を彼らのメディアに対する先有知覚と固有の情報処理である認知スタイルとの関係で抽出し,その特徴を明らかにすることを本年度の目的とした。仮説的には,1)対象とする主題に関わり「テーマを文脈を強調する中で多様に表現する」場合にはマルチシンボルの交差を中心とするシンボル操作が要請され,そこではメディアの先有知覚のうち複合的メディア特性が関与し,2)「テーマを文脈から独立したそれ固有で特徴的に表現する」場合にはメディアに対する先有知覚の優先的知覚特性が関与し,特定シンボルの操作が特に要請される,と想定される。
そこで,社会科の課題解決学習を対象に、課題解決に必要とされる学習者個人の情報活動を手がかりに、シンボル操作に関わる特徴を把握した。具体的には、情報の受信に関わるメディア活動と、情報の発信に関わるメディア活動を区分し、特徴を分析したところ、メディア行動が活発な子どもとそうでない子どもでは、受信と発信におけるメディアにおいて、対照的な特徴のあることが把握された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 後藤康志: "学習者特性を考慮したマルチメディア活用単元の開発" 教育学関連学協会連合第5回全国大会講演論文集. JECT No.2. 719-720 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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