研究課題/領域番号 |
09878051
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
酒井 たか子 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (40215588)
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研究分担者 |
西村 よしみ 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (40208228)
カイザー シュテファン 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (20260466)
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キーワード | 日本語学習者 / 学習ストラテジー / 認知特性 / 視覚優位型 / 聴覚優位型 |
研究概要 |
外国人日本語学習者の多様性を如何に効率よく教育に結びつけるかという命題のもと、本年度は学習者の日本語の学習方法と学習者の教育背景とを結びつけながら、研究分担者が上級学習者の聴解能力、漢字学習方法、初級学習者の文章産出力に焦点を当てて、基礎研究を行った。 酒井は、上級学習者を対象にして聴解能力の構造、および学習者の学習背景との関係を中心に研究を行った。学習者に音がどのように聞こえているのか、それを文法的にどのように組み立てて理解しているのか、内容を理解するときに影響する要因は何かなどについて実証的に研究を進めた。 カイザーは日本語学習において高いハードルとなってくる漢字学習に関して、学習者の教育背景などと関連づけながら各学習者に適切な学習方法を探る基礎研究を行った。漢字圏、非漢字圏による違い、漢字に対して持つ効率性のイメージ、漢字読み能力と漢字書き能力の違い、それらの習得方法の差などを中心に漢字学習の特性を捉えることを試みている。 西村は初級レベルにおける学習者を対象に、さまざまなトピックによる文章産出を課題として文型、語彙、誤用などの面から学習者の教育背景と結びつけて研究を行った。文再生と文再認の両テストを比較するために、文再性のコード化を試みた結果、学習者の再生力を把握するために利用可能性が大きいことが分かった。
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