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1999 年度 実績報告書

外国人日本語学習者の学習ストラテジーに及ぼす認知特性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09878051
研究機関筑波大学

研究代表者

酒井 たか子  筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (40215588)

研究分担者 小林 典子  筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (00241753)
西村 よしみ  筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (40208228)
カイザー シュテファン  筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (20260466)
キーワード外国人日本語学習者 / 学習ストラテジー / 認知特性
研究概要

外国人学習者の多様性に合わせた最適の教育を考えるために、学習者の学習特性を把握することが必要である。
1.従来、経験的に「目型」「耳型」「分析型」などと名付けてきた学習タイプを実証的に明らかにすることを目的として、学習者が言語に関する情報をどのように認知するか、また記憶・保持するかについて、さまざまな観点からの調査、研究を行った。
2.学習者の情報処理のタイプを知るために、日本語適性テストの実施、およびその後の学習過程との関係を調べた。学習者の習得の側面として、習得の速さ、深さ、安定性、場面による応用力などを考える必要があることが分かった。モティベーションの影響も大きく、それが相互に与える関係については次の課題となった。
3.聴覚能力と視覚能力の差の大きな学習者、文法分析力の特にすぐれた学習者など、特徴ある学習者を選び出し、継続的に日本語力の変化を調べた。
4.外国人学習者の日本語習得を、日本語母語話者の習得と比較するために、日本の公立小学校3年生及び5年生に対し、同じ調査(聴覚情報を使った文法運用力診断テスト、作文、語彙テスト)を実施し、比較考察を行った。
漢字教育、文法教育、会話教育それぞれにおいて、異なるタイプの学習者に与える最適の教育を考える上での資料を得ることができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 酒井たか子: "SPOT から見た日本語 L1 児童の日本語力"日本語教育方法研究会研究報告. Vol6,No.2. 38-39 (1999)

  • [文献書誌] 西村よしみ: "記述式と選択式テストにおける言語知識と運用能力の測定に関する考察(1)"筑波大学 文芸・言語研究 言語篇. 35号. 103-118 (1999)

  • [文献書誌] カイザー・シュテファン: "非漢字圏日本語学習者のための漢字・語彙教育のシラバスに関する考察"筑波大学留学生センター 日本語教育論集. 15号. 25-34 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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