研究概要 |
本年度は,学習者の顔表情から集中度計測をおこなうためのモデルの検討とその手法をCAI教材への組み込み方式について検討を行った.とくに、「CAI」教材への組み込みはCAI教材作成作成時にオーサリングツールが自動的に学習者挙動を観測しデータ取得する機能を持つようにした. ・顔表情から集中度計測モデルの検討 学習中の児童の表情ビデオ撮影を行い、教師(以後被験者)にそれを見せてアイカメラにより被験者の視線移動と発話(児童の学習態度に関するコメント)を記録する.被験者の学習者への視線移動と発話から、教師は学習者の視線移動が少ない時に学習に集中している判断するという結果がでている. ・視線移動検出プログラム作成 視線移動を検出プログラム開発を行っている. ・オーサリングツールへの組み込み CAI教材が学習者の挙動観測を行えるように、オーサリングツールの仕様について検討を行い、学習者とCAI教材のインタラクションを観測記録する機能を我々が開発しているオーサリングツールにその機能を組み込んだ.このことによりCAI教材作成者は学習履歴や挙動観測を行うプログラムをCAI教材作成する度に行う必要はなくなった.
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