研究分担者 |
松田 苑子 淑徳大学, 社会学部, 教授 (30100986)
吉沢 四郎 中央大学, 商学部, 教授 (90055088)
堀口 健治 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (80041705)
間 宏 早稲田大学, 文学部, 教授 (10015357)
柿崎 京一 早稲田大学, 人間総合研究センター, 研究員 (00041799)
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研究概要 |
日本・中国・韓国民族社会の基礎構造に関する研究会を7回開催し、研究課題に関する文献研究および理論、作業仮説の検討を行った。各々の研究会における発表者と発表内容は以下のとおりである。5/16:柿崎京一「日・中・韓の比較研究の一視点」,6/27:堀口健治「2年間の房干村調査・中間報告」,7/12:黄元淳「韓国の両班同族村における生業戦略の変化」,林在圭「宜寧南氏忠壮公派門中の構造と機能」,11/7:松川昭子「山東省における計画生育政策の現状-房干村の事例研究」,柿崎京一「房干村における養取慣行について」,12/12:金弼東「門中の形成と変動ー韓国忠清南道桃李里南氏宗族の事例ー」,12/28:林在圭ほか「韓国調査の中間報告」。また、11/7には北京大学社会学系教授王思斌氏を招き、「社会転換期における家族の福祉機能」という演題で講演会を開催した。 8月には柿崎京一が中国に出向し、中国側研究者と今後の研究計画および98年7月に開催予定の国際シンポジウムに関する打ち合わせを行った。また、8月からは早稲田大学の訪問学者として来日している韓国忠南大学校社会科学大学教授金弼東氏と、随時研究の遂行にあたっての打ち合わせを行ってきた。 現地調査は日本村落を対象とし、岐阜県大野郡白川村における伝統的な民俗慣行「ユイ・コウリャク」、「生業の諸形態」、「大家族制」等について調査を実施した。 また、中国・韓国の調査対象村落についても、これまでの調査で得られた蒐集資料の整理・分析作業を進め、その結果にもとづいて今後の調査計画・内容について調整をはかった。
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