研究課題/領域番号 |
09895019
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小松 絋一 京都大学, 化学研究所, 教授 (70026243)
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研究分担者 |
小倉 克之 千葉大学, 工学部, 教授 (60114253)
大澤 映二 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (40001763)
戸部 義人 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (60127264)
中筋 一弘 大阪大学, 理学部, 教授 (60028230)
小田 雅司 大阪大学, 理学部, 教授 (60004438)
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キーワード | フラーレン / シクロファン / 超分子 / 自己組織化 / 電子移動 / カルベン / デンドリマ- / シグマ-パイ共役 |
研究概要 |
下記の研究グループを組織し、総合研究会とワークショップを開催して討論と意見交換により研究交流を行ない、総合的な研究の進展をみるに至った。具体的な内容は以下の通りである。 フラーレン研究グループ 基礎と応用の両面におけるフラーレン研究の新展開を目指して以下のテーマで研究を行なった。固体反応を用いるフラーレン二量体C_<120>二量体の新規合成(小松);金属内包フラーレンの外部構造修飾(赤阪);フラーレンの構造と物性の理論的解明(大澤);分子内レドックス型C_<60>誘導体(伊予田);C_<60>のヘテロ環化付加反応(大野);C_<60>の位置選択的多重付加(西村);金属配位型C_<60>誘導体(沢村);C_<60>の機能性ケイ素誘導体(永島);C_<60>の光化学的炭素官能基化(三上);光電子移動型フラーレン誘導体(坂田);フラーレン部分構造の有機合成(山本);フラーレンの超高圧反応(森)。 シクロファン研究グループ 高ひずみをもつ立体構造により三次元化されたシクロファンの特徴的性質に着目して以下の研究を行なった。フラーレンサイズ認識するカリクスアレンの合成(新海);分子ピンセットによるフラーレン錯体形成(深沢);超高ひずみシクロファン(辻);シクロカーボン合成(戸部);アセチレンで結ばれた環状ベルト型パラシクロファン(小田);高ひずみチオフェノファンの物性探索(大坪)。 複合機能型パイ電子系研究グループ 水素結合型積層パイ共役系の機能探索(青山);事故集合型パイ共役系(小倉);プロトン-電子共同作用型パイ電子系(中筋);シクロファン型分子錯体の物性探索(菅原);ポリアニリン型デンドリマ-の合成と機能(城田);フォトクロミックなパイ電子系(入江)。 三次元超活性パイ電子系研究グループ 超安定三重項カルベンの創製(富岡);二価14族元素パイ電子系の立体安定化(時任);シグマ-パイ共役システムの異常電子構造(吉良)
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