研究課題
クロイソカイメンから精製したN-アセチルグルコサミン結合性レクチンの抗体作製を完了し、ウェスタンブロッティングにより精製レクチンと同位置のバンドが特異的に検出されたことから、本抗体がカイメン体内でのレクチンの分布を解析する上で有益であることが示唆された。さらに昨年度、本レクチンにより細胞増殖阻害が認められた赤芽球リンパ腫細胞K562に加え、新たにジャーカット細胞に対しても量依存的に増殖抑制活性を示し、その作用はN-アセチルグルコサミンおよびガラクトサミン、ブタ胃ムチン糖鎖の添加により阻害されたことから、複数の培養細胞に対する糖鎖増殖抑制活性を持つことを明らかにできた。さらにフロンタルアフィニティークロマトグラフィーにより、二本鎖のアガラクト糖鎖、血液型A型などのGalNAcを持つ糖鎖に強く結合することが判明した。これらの結果をまとめ、Protein Peptide Letter誌に投稿した。
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