研究課題/領域番号 |
09F09354
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
市原 学 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授
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研究分担者 |
SUBRAMANIAN Kaviarasan 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 外国人特別研究員
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キーワード | ブロモプロパン / 神経毒性 / ミクログリア / バイオマーカー / 脱髄 |
研究概要 |
外国人特別研究員Kaviarasanは11月28日に来日した。実質4ヶ月の期間に、培養系の確立、詳細な動物実験計画の具体化など、翌年度以降に予定されている実験の準備を行った。最初に培養系の確立を行った。適切な部屋、培地の選定、抗生物質の選択に加え、リポポリサッカライド(LPS)のContaminationがないことの確認、さらにCell Growth、細胞形態が正常であることの確認を得た。入手した別の細胞については、マイコプラズマ感染の可能性があったため、使用しないこととした。翌年度に予定されている一群12匹、3群のウィスターラット(Wistar-ST、SLC)を用い実験に備えるために、灌流固定法、凍結切片作成法、免疫染色条件の最適化を行った。ラットを1-ブロモプロパンに曝露し、中性緩衝化された4%PFA液を用いて、左心室よりポンプを用いた灌流固定を行った。4%PFA液にて後固定し、30%スクロースに置換後、凍結し、クライオスタットを用いて10ミクロン厚の凍結切片を作成した。この切片を用いて、さまざまなグリア関連抗原に対する抗体を用いて免疫染色を行った。免疫染色の半定量的な性格を克服するために、グリア突起の同定など、形態学的な変化に着目した解析を行った。小脳、海馬に絞った解析を行った。また、Nrf2ノックアウトマウスを繁殖し、酸化ストレスと、ミクログリア活性化との間の関係を調べる翌年度の実験に備えた。
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