研究概要 |
今年度は、10月からの研究をスタートさせ、第一に日本での研究環境を整備することと関連研究者との議論を行い、共同研究等の具体的計画を進めるための準備である。本研究では、今まで推進してきたT-双対性についての研究とその応用として以下の3つの研究プロジェクトを行うことを目的としている。第一の研究は、ダブル場の理論、T-双対性一般幾何学についてである。この理論はHullとzWIEBACHによって提唱された超弦理論を扱う場の理論である。この理論についてGeng-Li LinとC.Albertssonとの共同研究を始めている。第二は、シンプレクティックトーリック多様体とミラー対称性について、位相的T-双対性の立場からT.Matsumuraと研究討論を行い、共同研究へ進めている。第三の問題は、ポアソンーリーT-双対性について一般化幾何学の研究と並行して行っている。今年度の研究成果として、Takayuki Hirayama, Pei-Wen Kao, Shoichi Kawamoto, Feng-Li Lin、Unruh effect and HolographyをアーカイブarXiv:1001.1289に投稿した。
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