H21年度において、メソ多孔性シリカおよびゼオライトを水熱合成法により調製する際、段階的に昇音させることで構造規則性の高い触媒が得られることを見出している。H22年度において、触媒の洗浄条件や乾燥温度に着目した結果、これらは触媒活性に影響を及ぼすことを見出した。とくにエタノールを用いて洗浄し70℃で乾燥させた場合、最も高い酸化触媒活性を示した。 さらに活性向上の原因を明らかにするために触媒の構造解析をFT-IR、TG-DTA、固体NMR等を用いて行った。その結果、最も活性の高い触媒では表面のシラノール基が減少し、シリケート種の縮合度が向上していることが分かった。合成後の触媒の洗浄、乾燥工程により触媒の疎水性を高めることができることが分かった。
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