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2009 年度 実績報告書

アジア諸国の農業分野における気候変動と適応に関する経済分析

研究課題

研究課題/領域番号 09F09817
研究機関東京大学

研究代表者

武内 和彦  東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 副機構長

研究分担者 GEETHA Mohan  東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 外国人特別研究員
キーワード気候変動 / 米生産 / タイ・コンケン / フィールド社会調査
研究概要

1、2009年11月-2010年1月
発展途上国、先進国における気候変動に関する文献調査を開始。
2、2010年1月
フィールド調査準備
1、研究手法、実施計画を策定2、途上国における気候変動についての文献調査を基にフィールド調査に使うアンケート表等を作成。続いて、一連のフィールド調査地域をタイ、インド、フィリピンに決定した。
3、2010年2月-3月
(1)2月22日、タイにて、国際連合大学とタイ・チュラロンコン(Chulalongkorn)大学共催の研究ワークショップを開催。気候変動によるローカルへの影響を評価し、洪水リスク削減および米生産高の変動に関連し、国家開発計画につながる対策とそれに寄与する研究を提案、今後の研究の方向性を含めた議論の場として、本ワークショップを開催した。
(2)フィールド調査
タイ・コンケン郡(Khon Kaen Province)の11地区(いずれも米生産の地域である)で、フィールド調査を実施した。この11地区はいずれも米生産の地域であり、また同郡のなかでもできるだけ様々な農業、気候帯を反映する地域を選定した。従事する農業タイプ別に285戸を選別し、聞き取り調査を戸別に行った。データは、いずれも2008~2009年のものである。
調査項目:1、家族の規模、宗教、少数民族、家庭の教育レベル2、栽培農作物の特徴、所有する土地の有無と種類3、農業への投入要素(肥料、灌漑設備、農耕器具等)4、生産する農作物のうち、家庭内消費、市場販売、損失の割合5、農業生産に関する社会制度システム(外部助成金、借入資金の有無)
フィールド調査後に、以下の2次データも併せて収集した。
1.気象データ(降水量、気温の変動、太陽放射量、湿度、日照時間、風速、緯度経度(過去50年分、気象局より入手)2、土壌分布、土地利用図(土地開発局より入手)3、水文データ(コンケン・灌漑局より入手)4、DSSATシステム用の作物シミュレーション(ここでは米)のデータ(米研究センターより入手)

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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