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2009 年度 実績報告書

ウラジーミル・ナボコフにおける翻訳・バイリンガリズムの諸問題

研究課題

研究課題/領域番号 09J01605
研究機関東京大学

研究代表者

秋草 俊一郎  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(PD) (70734896)

キーワード自己翻訳 / バイリンガリズム / 比較文学 / 亡命
研究概要

研究内容はウラジーミル・ナボコフの翻訳とバイリンガリズムの諸問題を考察することにある。目的はそれによって、現代社会において関心の高い問題であるバイリンガリズムや翻訳についての洞察を深めることにある。また、翻訳のみならず、応用発展的な問題としてナボコフの英語作品に含まれるロシア語的要素や、ロシア語作品に含まれる英語的要素などを考察することによって、世界文学としての言語芸術についても考察する。
本年度は、4月に比較文学会東京支部例会において「Self-translationとはなにか:ウラジーミル・ナボコフを中心に」という発表を行った。また、6月に大阪大学で行われる日本比較文学会の大会で、シンポジウム「複数言語で文学を考えるということ」でパネリストを勤め「ウラジーミル・ナボコフと「痛み」のバイリンガリズム」について発表した。8月からアメリカ、ウィスコンシン大学にわたって、honorary visiting fellowの身分で研究を継続中である。また、『群像』11月号において組まれた特集「知られざるナボコフ」にブライアン・ボイドの論考「ナボコフの遺産」の翻訳、および解説を掲載した。3月には京都で行われた国際ナボコフ学会のために一時帰国して、Nabokov's 'Natural Idiom' : From' First-rate' Russian to' Second-rate' Englishについて発表を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 自作翻訳とはなにか:ウラジーミル・ナボコフを中心に2009

    • 著者名/発表者名
      秋草俊一郎
    • 雑誌名

      れにくさ(東京大学現代文芸論研究室年報) 1

      ページ: 24-49

  • [雑誌論文] 『ナボコフの遺産』解説2009

    • 著者名/発表者名
      秋草俊一郎
    • 雑誌名

      群像 11月号

      ページ: 102-105

  • [学会発表] Nabokov's 'Natural Idiom' : From 'First-rate' Russian to 'Second-rate' English2010

    • 著者名/発表者名
      秋草俊一郎
    • 学会等名
      国際ナボコフ学会
    • 発表場所
      コープイン京都
    • 年月日
      2010-03-25
  • [学会発表] シンポジウム複数言語で文学を考えるということウラジーミル・ナボコフと「痛み」のバイリンオ2009

    • 著者名/発表者名
      秋草俊一郎
    • 学会等名
      日本比較文学会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2009-06-21
  • [図書] 訳すのは「私」:ウラジーミル・ナボコフにおける自作翻訳の諸相2009

    • 著者名/発表者名
      秋草俊一郎
    • 総ページ数
      269
    • 出版者
      BookPark
  • [備考]

    • URL

      http://iglobal.jst.go.jp/public/20090422/200901011740112023

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2014-10-17  

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