研究課題/領域番号 |
09NP1301
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研究種目 |
創成的基礎研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 次高 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10012981)
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研究分担者 |
加藤 博 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10134636)
私市 正年 上智大学, 外国語学部, 教授 (80177807)
小松 久男 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (30138622)
羽田 正 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (40183090)
岡部 篤行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10114050)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2001
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キーワード | 地域研究 / イスラーム復興 / アラビア文字資料 / データベース / 地理情報システム / 開発 / 聖者崇拝 / ムスリム |
研究概要 |
1.中東、中央アジア、中国、東南アジア、南アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカを対象に、イスラームの諸問題を政治、経済、思想、歴史、地理など広範な分野にわたって検討し、近現代の政治運動、知識人の社会的役割、聖者崇拝など、将来の重要研究課題を明らかにした。 2.和文と英文のホームページを開設し、研究情報を迅速に公開したことにより、日本のイスラーム研究の活性化と国際化を実現することができた。研究の成果は、和文(全8巻)および英文(全12巻)の研究叢書として刊行される。なお、英文叢書については、すでに3巻を刊行している。 3.アラビア文字資料のデータベース化を推進し、本プロジェクトが開発した方式により、全国共同利用の体制を整えた。これにより、国内に所在するアラビア語、ペルシア語などの文献検索をインターネット上で簡便に行うことが可能となった。 4.各種の研究会、現地調査、外国人研究者を交えたワークショップ、国際会議に助手・大学院生を招き、次世代の研究を担う若手研究者を育成した。とりわけ国際シンポジウムに多数の大学院生が参加したことは、海外の研究者からも高い評価を受けた。 5.韓国、エジプト、トルコ、モロッコ、フランスなどから若手研究者を招聘し(期間は1〜2年)、共同研究を実施するとともに、国際交流の進展に努めた。 6.東洋文庫、国立民族学博物館地域研究企画交流センターなどの研究拠点に、イスラーム地域に関する多様な史資料を収集し、今後の研究の展開に必要な基盤を整備した。
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