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1997 年度 実績報告書

人間主体のマルチメディア環境形成のための情報媒介機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09NP1401
研究機関東京大学

研究代表者

坂内 正夫  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30107370)

研究分担者 村岡 洋一  早稲田大学, 理工学部, 教授 (50182085)
宮原 秀夫  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (90029314)
池内 克史  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30282601)
石塚 満  東京大学, 工学系研究科, 教授 (50114369)
喜連川 優  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40161509)
キーワードマルチメディアシステム / ストリーム型環境 / デジタル放送 / インターネット / マルチメディア検索 / コンピュータビジョン / 実世界型環境 / 映像情報処理
研究概要

平成9年度は、以下に記載の成果により、マルチメディア情報媒介機構の枠組を明らかにすると同時に、ストリーム型/ネットワーク型/実世界型の各個別媒介の機能の基本方式を開発した。
1.総括班では、
(1)各個別媒介機能のコンセプトの基本設計とそれに基づく統合方式の開発、実験用統合媒介システムの基本部分、ネットワーク構成の実装、
(2)ディジタル放送コンテンツや、ネットワーク媒介コンテンツ(画像サーチエンジン、Senvigan)、実世界コンテンツのデータベース化などを行なった。
2.ストリーム型システム研究班では、
(1)放送映像ストリームや実世界映像ストリームに対して、高次記述を付与する諸方式、即ちネットワークを用いた対話型ストリーム記述方式、ストリームオブジェクト記述方式としての複数メディア協調型映像認識方式などの開発
(2)利用者の視点による関心事象の発見、コンテンツの選択・検索、高次関数付けなどの諸機能の開発、即ちシーンデータベースを用いたストリーム映像分類方式、時系列シーケンス情報の並列データマイング、シナリオを用いたドラマのシーン検索システムなどの開発、及び
(3)利用者の創意に基づく映像コンテンツの作成や放送サービスを実現する諸機能の開発などを行なった。
3.ネットワーク型システム研究班では、
(1)情報特性を考慮した高度検索機能の付与などによるネットワーク媒介機能の開発、即ちWWWハイパーリンクの理解とWWW情報空間の再組織化した提示、音楽情報処理と広域サーチロボットの開発、及び
(2)サーバにおけるアクセス統計情報を用いたWWW広域キャッシングシステムの効率化など、情報媒介に適したネットワーク制御法の開発などを行なった。
4.実世界型システム研究班では、
(1)時空間変換を用いた実世界物体3次元情報の獲得や高精度情報媒介空間生成のための実世界と仮想世界の融合などの実世界の現状を反映する媒介空間構成法の開発、
(2)市街地映像の対象記述・同定方式やマルチデータベースに基づく交通環境評価システムなどの応用のための情報空間操作法や関心事象の発見、事態の把握機能の開発、及び
(3)3次元マルチメディア情報案内マップ、環境情報媒介システムの開発などの問題解決に適した対処戦略の提示機能やインターフェース機能の開発をした。

  • 研究成果

    (14件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (14件)

  • [文献書誌] 坂内 正夫: "マルチメディア情報媒介システムの構築に向けて" 1998年情報学シンポジウム. (1998)

  • [文献書誌] 坂内 正夫: "マルチメディア情報活用のための情報媒介機構の枠組" 1998年電子情報通信学会総合大会情報システムソサエティシンポジウム資料. (1998)

  • [文献書誌] Y.Yaginuma,T.Yatabe,T.Satou J.Tatemura and M.Sakauchi: "Four Promising Multimedia Databases and Their Embodiments" Multimedia Tools and Applications Kluwer Academic Publishers. 5. 65-77 (1997)

  • [文献書誌] 坂内 正夫: "人・社会と一体化したマルチメディア技術を!" 画像電子学会誌. 27・4. 320- (1997)

  • [文献書誌] P.Liu,W.Wu,K.Ikeuchi and M.Sakauchi: "Recognition of Urban Scene Using Silhouette of Buildings and City Map Database" Proc.of the 3rd Asian Conference on Computer Vision. (1998)

  • [文献書誌] H.Nakagawa,Y.Yaginuma and M.Sakauchi: "In Drama Scenes Scene Direction Based Reference" Proc.of Workshop Sponsored by ACL. 52-58 (1997)

  • [文献書誌] M.Oguchi,T.Shintani,T.Tamura and M.Kitsuregawa: "Parallel Data Mining on a Commodity PC Cluster Connected with an ATM Switch" IPSJ International Symposium on Information Systems and Technologies for Network Society. 332-339 (1997)

  • [文献書誌] M.Kitsuregawa,T.Tamura and M.Oguchi: "Parallel Database Processing/Data Mining on Large Scale ATM Connected PC Cluster" Parallel and Distributed Systems Euro-PDS'97. 313-320 (1997)

  • [文献書誌] S.Muto,T.Tamura,M.Nakano and M.Kitsuregawa: "Implementation and Evaluation of Parallel Relational Query Processing Using Transposed Files on Shared Memory Multiprocessors" International Symposium on Digital Media Information Base '97. 192-198 (1997)

  • [文献書誌] J.Kamahara,et al.: "A NEWS SCENARIO LANGUAGE FOR ANALYSIS AND SYNTHESIS OF THE TV NEWS PROGRAM" Proc.of The 4th International Conference on Multimedia Modeling. 85-88 (1997)

  • [文献書誌] S.Satoh and T.Kanade: "Name-It:Association of face and name in video" Proc.of Computer Vision and Patte Recognition. 368-373 (1997)

  • [文献書誌] Y.J.Huang,H.Dohi and M.Ishizuka: "Man-machine Interaction using a Vision System with Dual Viewing Angles." IEICE Trans.Information and Systems. E80-D・11. 1074-1083 (1997)

  • [文献書誌] H.Dohi and M.Ishizuka: "Visual Software Agent:A Realistic Face-to-Face Style Interface connected with WWW/Netscape" Proc.IJCAI-97 Workshop on Intelligent Multimodal Systems. 17-22 (1997)

  • [文献書誌] M.Goto and Y.Muraoka: "Real Time Rhythm Tracking For Drumless Audio Signals" IJCAI Workshop on Computational Auditory Scene Analysis. 135-144 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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