研究課題/領域番号 |
10041016
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 学術調査 |
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
皆川 興栄 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20006753)
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研究分担者 |
園山 和夫 北海道教育大学, 釧路校, 教授 (00261230)
木村 龍雄 高知大学, 教育人間科学部, 教授 (70035822)
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キーワード | ライフスキル教育 / WHO / ヘルスプロモーティングスクール / ライフスキル |
研究概要 |
本研究の目的は、(1)諸外国におけるライフスキル教育関連の情報収集と(2)学校教師に対するライフスキルトレーニングの現状を調査することにある。 1. WHO(世界保健機関)、スイス 世界の精神保健とりわけ子供の心の健康に関するレクチャーとディスカッションおよびライフスキル教育に関する資料数点の提供を受けた。資料の中には、特にHealth Promoting Schoolsに関するチェックリストが注目された。我が国に応用できるものである。 2. University of Manchester、イギリス ライフスキル教育に関しては、特にRefusal Skiljsの研究を推進しており、最新のまだ未発表の論文を見せられた。近々論文発表するのでその折別刷りを送ってくれるように依頼し、承諾してくれた。 3. TACADE、イギリス ライフスキル研究と教材では世界をリードしている機関である。その主任研究者で、実際にそのプログラム「Skiljs forLife」の提供を受けた。ライフスキルの重要性とHealth Promotionの関係について話し合いを行った。ライフスキルに関する論文、資料の提供を受けた。 4. The Mentor Foundation、イギリス 現在南アフリカに研究実践校を設けて、ライフスキル教育プログラムの効果テストを実施におり、その中間的論文の提供を受けた。 【まとめ】 今回の学術調査で多くの成果を得た。すなわち、(1)最新のライフスキル教育の情報を得たこと、(2)健康教育のみならず学校教育全般にライフスキル教育を適用する必要があること、(3)国際的動向としてWHOの提唱するHealth Promoting Schoolsの推進が急務であること、(4)ライフスキルプログラムの評価研究が間もなく終了し、今後、世界的な普及が行われることなどである。
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