研究分担者 |
中村 康夫 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60144680)
武井 恊三 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (60105567)
松村 雄二 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (10086689)
丸山 勝巳 国立情報学研究所, ソフトウェア研究系, 教授 (60280533)
原 正一郎 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (50218616)
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研究概要 |
最終年度であるので,従来の調査研究の補完を行い,海外の拠点から2人の研究者を招き,個別から全体に渡る評価を加え,総合的に研究成果の取りまとめを行った。 主たる研究成果は以下の3点である。 1.調査研究対象国は欧米諸国に中国を加えた。研究課題は従来と同様で,各国の研究機関のデジタル化対応である。システム,コンテンツ,アプリケーション,ネットワークに渡り,調査研究を行った。また,コンテンツの記述や蓄積の標準化,CD-ROMなどによる電子出版形態,ネットワークの利用形態,および運用方法などである。とくに,最近中国においては漢字処理,フルテキストデータベースの蓄積がわが国以上に進んでいる。 2.日本学研究者の日本学データベースに対する要求事項を把握し,コラボレーションによるデータベース形成などの可能性を調査した。とくに,拠点研究機関であるオックスフォード大学,コレジュ・ド・フランス,フィレンツェ大学との共同実験環境を整えた。具体的な事例(引用分析研究)に基づくコラボレーション研究をヴェネツィア大学と開始した。 3.3ヶ年の調査研究成果に基づき,研究の評価とまとめを行った。Phillip T.Harries教授(オックスフォード大学)を招聘し,研究評価のための研究会を開き,また,Ikuko Sagiyama助教授(フィレンツェ大学)の協力を得て,個別的かつ総合的な評価を加え,研究成果のとりまとめを行った。最終的なとりまとめとして,研究成果報告書を作成した。
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