研究分担者 |
池田 温 創価大学, 文学部, 教授 (90000570)
頼富 本宏 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (50065934)
笠谷 和比古 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (90124198)
上垣外 憲一 帝塚山学院大学, 人間文化学部, 教授 (50120332)
大庭 脩 皇学館大学, 文学部, 教授 (50067451)
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研究概要 |
本年度の調査は一昨年,昨年の重点調査地域において,日本関係文献資料の所在確認を引き続き行う一方,広域にわたって,日本関係図書資料の所在状況及びその由来などについての調査を行った。 平成11年度,12年度の調査で大量な日本関係文献資料の所在が確認された台北の国立中央図書館台湾分館に,今年は5月と10月の二回にわたり,調査グループの共同作業によって所蔵日本関係資料の確認を行った。調査グループはまた9月に南京図書館に赴き,12年度に続いて,関係資料の確認作業を行った。 その他に中央档案館,青島図書館,青島档案館,大連市図書館,大連市档案館,沈陽档案館,山東大学図書館,山東省図書館,青島大学図書館,内蒙古市立図書館,内蒙古大学付属図書館,厦門大学,福建師範大学,福建省図書館,黄遵憲記念館など広域にわたり調査を進めた。その一例として,広東省梅州市の人境廬文物管理所(黄遵憲記念館)での調査所見の一部を下に記す。 人境廬文物管理所には,黄遵憲遺贈の漢籍587書目,8079冊が所蔵されている。 そのうち日本漢籍の数は多くないが,確実に黄遵憲の『日本国志』の材料として使われたと思われる次の三点が所蔵されている。 整理番号 書名 著書 刊行年 冊数 180 江戸繁昌記 寺門政軒 天保七年(1836) 5 207 近世日本外史 関機 明治九年(1876) 4 458 続近世日本外史 関機 明治十年(1877) 2
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