研究課題/領域番号 |
10041064
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
松岡 秀雄 帝京平成大学, 情報学部, 教授 (10013666)
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研究分担者 |
パトリック コリンズ 麻布大学, 環境保健学部, 教授 (30318886)
長友 信人 文部省宇宙科学研究所, 教授 (60013645)
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キーワード | 宇宙太陽発電 / 太陽発電衛星 / 地上受電施設 / レクテナ / マイクロ波送電 / 地域配電システム / 電力需要 / 適地判断 |
研究概要 |
現地調査は、平成11年9月にガボンで、また同12年2月にマレーシア(サラワク)でそれぞれ行うことになっていたが、ガボンに向かう途中のヨハネスブルグ空港(南アフリカ)で研究代表者がパスポート等の盗難にあい、調査行の継続が不可能になったので、現地警察当局発行の盗難調書を基に、現地の日本大使館より「帰国のための渡航書」の発給を受け、同行した研究分担者とともに帰国した。事態について国際学術研究の総括班及び日本学術振興会の担当者と協議したところ、前者から顛末概要の提出を求められ、これを送達した。現地調査行の事後処理について、2月に計画されていたマレーシア行きはまた別の機会を求めることとし、同月は、改めてガボンに行くことにした。マレーシアについては、マレーシア半島に関し別の機会に現地見分が行われていたので、とりあえず今回は、この調査結果をマレーシア分として援用することとした。 ガボンでは、首都リープルビルで文部科学技術省等の政府関係者や国立ボンゴ大学に全国各地から参集した研究者等と会合がもたれ、SPS2000計画に参加することについての議論が深められた。参加について積極的な結論となり、レクテナの候補地について、こちらが当初予定したランバレラ周辺より東側国境近くのフランスビル周辺のサバンナ地域が提案され、国立マスク大学地球観測所長の案内で現地見分が行われ、いくつかの候補地について適地判断が行われた。レクテナのサポート等の研究協力体制は同大学が中心的に担当することになろう。この一連の現地調査が開始されたころは存在しなかったインターネットで、情報交換をしたいという申し出があったことは、驚きであった。
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