研究課題/領域番号 |
10041085
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 学術調査 |
研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
宮島 喬 立教大学, 社会学部, 教授 (60011300)
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研究分担者 |
稲葉 奈々子 茨城大学, 人文学部, 専任講師 (22821159)
辻山 ゆき子 共立女子大学, 国際文化学部, 専任講師 (10259335)
伊藤 るり 立教大学, 社会学部, 教授 (80184703)
D.THRAE1NHAR ディー ドイツミュンスター大学, 政治学部, 教授
佐久間 孝正 東京女子大学, 文理学部, 教授 (80004117)
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キーワード | EU / 移民 / 移民政策 / 統合 / 二重国籍 |
研究概要 |
平成10年度は、イギリス、フランス、ドイツの三国で、移民の社会的統合政策の現状について9月および3月に聞き取りを行った。 イギリスでは新政権成立後の過渡期であったが、人種・民族の平等問題について関係者に聞き取りを行い、移民の子どもたちの教育現場の問題についてブラッドフォード市等で教員の面接を行った。フランスでは、移民の国籍、住宅、医療、女性の社会参加などの具体的、日常的問題で支援を行っている諸団体とインタビューを行った。「サン・パピエ」(滞在許可証なし)と呼ばれる不正規状態の移民たちの処遇が大きな問題であること、住宅・医療などは単に移民だけではなく、フランス市民と共通する問題となりつつあることが確認された。ドイツでは、政府関係者、ブレーメン等の市当局と面接する機会をもち、移民の統合のための二重国籍の承認がそれぞれに重要な課題として認識されていることを、確認することができた。現在これら聞き取り資料の整理中であり、その整理の上でEU当局への調査などの来年度の作業につなげたい。 なおオランダの地方自治体(ユトレヒト市)およびEU本部とは、来年度の調査のための予備的な折衝をおこない、その目処を立てた。
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