研究課題/領域番号 |
10041098
|
研究機関 | メディア教育開発センター |
研究代表者 |
瀬田 智恵子 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (70280542)
|
研究分担者 |
池田 輝政 名古屋大学, 高等教育センター, 教授 (90117060)
苑 復傑 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80249929)
吉田 文 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (10221475)
佐藤 智美 聖徳大学, 人文学部, 助教授 (80240076)
坂本 辰朗 創価大学, 教育学部, 教授 (60153912)
|
キーワード | 通信制大学院 / 国際比較 / オンラインコース / バーチャル・ユニバーシティー / UNIVERSITAS 21 / オーストラリア / 中国 |
研究概要 |
I.平成10-11年度の調査の成果を踏まえつつ、「バーチャル・ユニバーシティー」構想、及びわが国で2001年4がつから可能となるインターネットによる教育の単位化の課題も視野に入れつつオーストラリア、中国の通信制大学院におけるメディア経営戦略を中心に調査を行った。 2.調査対象機関は、(1)設置の当初からオンラインの活用による大学院教育が特に進んでいる、エディスコーワン大学、カーティン工科大学、ディーキン大学、南クインズランド大学、(オーストラリア)(2)オープンラーニング・オーストラリアの出資者となって、自らも遠隔教育コースを提供しているモナシュ大学、グリフィス大学、クイーンズランド大学(オーストラリア)(3)国際的なコンソーシアムUNIVERSITAS 21のメンバーであるメルボルン大学、クイーンズランド大学(再掲)(オーストラリア)、北京大学(中国)(4)高等教育の大衆化に向けてIT活用が活発化している中国の郵電大学、清華大学、教育部教育発展研究センターである。 3.比較的歴史の新しい上記(1)に列記した大学では、ITを活用した遠隔教育を前提としてプログラムが開発されている。一方、上記(2)に列記する大学では、遠隔教育はオン・キャンパス教育を前提とした「遠隔」へのデリバリーであり、印刷教材がベースになっているが、最近増設されるキャンパスではIT活用によってオン・キャンパス学生への自宅への教育デリバリーを考慮するなど、フレキシブル・ラーニングという概念でのIT活用の遠隔化進んでいる。(グリフィス大学の例)(3)UNIVERSITAS21は、利点の一つに高価なマルチメディアを共同開発できることである。
|