研究課題/領域番号 |
10041100
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研究種目 |
基盤研究(B)
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応募区分 | 一般 |
研究機関 | 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所 |
研究代表者 |
渡辺 勧持 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 社会福祉学部, 部長 (00090423)
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研究分担者 |
三田 優子 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 社会福祉学部, 研究員 (20261208)
島田 博祐 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 社会福祉学部, 研究員 (40280812)
大島 正彦 西九州大学, 家政学部, 教授 (60142171)
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キーワード | グループホーム / 知的障害者 / 地域生活 / ノーマライゼーション / コミュニティ・ケア / 入所施設 / アメリカ合衆国 / スウェーデン |
研究概要 |
知的障害者の住居は、ノーマライゼーション等の理念を背景に収容(入所)施設からグループホームを中心とする地域の普通の住宅へと変わりつつある。 今年度は、昨年度の英国に引き続き、アメリカ合衆国とスウェーデンでの実地調査を実施した。 アメリカ合衆国は、主任研究者渡辺が7月28日より8月13日までミネソタ州立大学地域統合研究所およびイリノイ州立大学人間学部を訪問し、資料の収集及び研究打ち合わせを行った。その後、ミネソタ州立大学地域統合研究所の研究部長であるProf.Charlie Lakinが日本および発達障害研究所を訪問し、研究討議を行った。スウェーデンは、分担研究者大島正彦教授が9月29日より、10月9日までストックホルム知的障害者局を中心にモランデル共同研究者と研究討議を行った。 日本のグループホームの諸状況と比較し、アメリカ合衆国では、(1)グループホームから本人の運営による住居(supported living)が進められている。(2)入所施設から1人から3人の住居への移行が進んでいる。(3)グループホームの直接援助者転職率が高いために援助者の専門的な位置づけが行われつつある。スウェーデンでは、(1)グループホームが県から市町村へ移管され、入所施設の閉鎖が続いている。(2)グループホームは、個室を持つ状況から一軒の家の形態で4人が共同生活をする方向へ進んでいる。
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