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1998 年度 実績報告書

超伝導重力計を用いたインドネシア・中国・日本の重力変化の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 10041116
研究種目

国際学術研究

応募区分学術調査
研究機関京都大学

研究代表者

竹本 修三  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40027256)

研究分担者 今西 祐一  東京大学, 海洋研究所, 助手 (30260516)
田村 良明  国立天文台, 地球回転研究系, 助手 (90150002)
佐藤 忠弘  国立天文台, 地球回転研究系, 助教授 (10000176)
東 敏博  京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90135517)
福田 洋一  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30133854)
キーワード超伝導重力計 / 絶対重力計 / 地球潮汐 / 海洋潮汐 / インドネシア / 中国 / 島弧 / 上部マントル構造
研究概要

東アジアにおける超伝導重力計ネットワークを用いて島弧と大陸の下の地殼および上部マントルの構造の違いを明らかにすることを目的として、研究代表者らは、平成9年12月に京都大学が保有する2基の超伝導重力計のうちの1基をインドネシアのバンドン市内にあるイシドネシア火山調査所(VSI)構内の地下室に移設し、観測を開始した。その後、平成10年4月に、落雷の直撃を受けて、データ集録装置と冷却用コンプレッサーが故障したため観測が中断していたが、平成10年12月に修理が完了し、観測が再開された。
バンドン市の超振導重力計で得られた3ヶ月間の観測データに基づき、潮汐定数を決定したのち、地球潮汐の観測に及ぼす海洋潮汐の荷重影響を計算した。その結果を京都及び阿蘇における同様の計算結果と比較し、平成10年秋の日本測地学会で発表した。
また、中国科学アカデミー地球物理学及び測地学研究所(武漢市)と中国計量科学研究院(北京市)が所有する絶対重力計を用いてバンドン.市及び日本国内の超伝導重力計のキャリブレーションを実施する計画であったが、平成10年度に京都大学に絶対重力計が導入されることになったので、この計画を変更し、平成11年度に京都大学の絶対重力計を用いて超伝導重力計のキャリブレーションを実施することになった。日中の研究者は協力して、武漢市に設置されている超伝導重力計の観測データの整理・解析をすすめている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 竹本 修三: "超伝導重力計を用いた京都における重力の時間的変化の精密観測(1988〜1997)" 京都大学防災研究所年報. 第41号B-1. 77-85 (1998)

  • [文献書誌] S.Takemoto: "Precise Gravity Cbservation in Bendung Using a Superconducting Gravimeter" Proc.of the Symposium on Japan-Indonesia IDNDR Projects. 223-230 (1999)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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