研究課題
基盤研究(B)
本年度は以下のようにビームラインとして最終的に必須となるビームのモニターや操作、及び、コントロールについて重点的に調査を行なった。(1)陽子ビームを数百メートル長に亘ってモニターし電磁石群により安定に操作する技術(2)ニュートリノビームの調整のための二次粒子モニターの設計と製作振動実験の長期のデータ収集に入るために以下の調査も行なった。(3)「ニュートリノビームライン」運転時の安全確保のための放射線モニター、及び、インターロックシステム等の調査(4)長距離に亙るビームライン全体の安定で効率的な運転のための、高速計算機制御に関する技術加速器からのビーム取出方法の調査、ビームライン全体の計算機制御に関する調査等のために、特に、CERN(スイス)、RAL(イギリス)、ELETTRA(イタリア)の各研究所に赴いた。ビームラインのコントロールシステムを構築することができた。また、今後の安定な運転とデータ収集にむけて有用な情報が得られた。