研究課題/領域番号 |
10041131
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
小平 桂一 国立天文台, 台長 (60012845)
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研究分担者 |
中村 士 光学赤外線天文学, 観測システム研究系, 助教授 (80107474)
中井 直正 電波天文学研究系, 教授 (80192665)
小倉 勝男 國學院大學, 文学部, 教授 (30102099)
佐藤 文男 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70154094)
馬場 直志 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70143261)
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研究期間 (年度) |
1998
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キーワード | 宇宙探査 / 活動銀河核 / スペックル分光 / サブミリ波分光 / 星形成領域 / 環状分子 / ハービックハロー天体 / 銀河 |
研究概要 |
中村はMUSES-Cの測光学的機上較正に用いる標準星システム構築のため、6バンドでの観測結果を得た。馬場はサンペド口天文台にて、スペックルによる撮像および分光観測をHα周辺で行い、HD5286,HD207652などを解像した。柴田はVLAを使いメガメーザー6天体のHI吸収線探査を行い、その相関解析を行った。佐藤(聡)はVLBAを用いNGC3079の多周波観測を行い、その相関解析を行った。田村はJCMTにてサブミリ波アレイ用偏光器を用いてTタウリ型星の星周ディスクからのサブミリ波偏光を検出し、原始惑星系円を初めて得た。佐藤(文)は太陽系近傍の星形成領域を含む広い範囲をHI21cm輝線で観測しスペクトルを取得した。大石はSESTを用い、大質量星形成領域周辺で環状分子であるフランの存在を示唆する信号を検出した。坂本は近傍の渦状銀河の中心角領域を観測し、銀河中心における分子ガスの分布と運動を100pc以下の分解能で明らかにし、ガスのツインピーク構造、銀河中心のコンパクトなガス円盤、ガス分布の穴などの、様々な構造を検出した。小倉はビュラカン天文台おうし座分子雲中に顕著なハービックハロー天体を1つ、NGC2264領域に特異な双極状輝線星雲を発見した。中井はVLBAを用いIC2560の水メーザーの空間分布を観測し、中心核の0.1pcというきわめて狭い領域にメーザースポットがほぼ一列に集中していることから銀河中心に、回転しているコンパクトな高密度ガス円盤があることを示した。
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