研究分担者 |
DARNAED Dedy インドネシア, ボコール植物園, 園長
瀬戸口 浩彰 京都大学, 総合人間科学部, 助教授 (70206647)
渡辺 幹男 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30270995)
上原 浩一 千葉大学, 園芸学部, 助手 (20221799)
朝川 毅守 千葉大学, 理学部, 助手 (50213682)
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研究概要 |
熱帯域の高い生物多様性について理解するには,種分化や多様性獲得の機構の研究が不可欠である.そこで本研究では分子系統学的手法を導入し,同地域で多様な種分化を起こしている植物の詳細な系統解析と各植物種の地域集団における遺伝的多様性や遺伝的分化パターンの比較を通じて,種分化が生じてきた過程を解明する. 平成10年度はシドニー植物園植物標本庫とボゴール植物標本館における標本調査とインドネシアのニューギニア島イリアンジャヤにおける野外調査・試料収集を行なった.試料収集の結果マキ科8種,ウルシ科12種,ミナミブナ科ミナミブナ属5種,タケ類3種を採集することができた.試料は日本に持ち帰りDNAを抽出してnrDNA遺伝子のITS領域の塩基配列を決定している.現在のところウルシ科についての塩基配列決定が終了している.
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