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1998 年度 実績報告書

熱帯アジアにおける野生および栽培稲遺伝資源の調査-稲の起源の総合的理解のために-

研究課題

研究課題/領域番号 10041162
研究種目

国際学術研究

応募区分学術調査
研究機関静岡大学

研究代表者

佐藤 洋一郎  静岡大学, 農学部, 助教授 (20145113)

研究分担者 福田 喜通  農林水産省北陸農業試験場, 主任研究官
石井 尊生  神戸大学, 農学部, 助手 (20260648)
島本 義也  北海道大学, 農学部, 教授 (00001438)
上埜 喜八  東京農業大学, 生物産業学部, 講師 (30223481)
佐藤 雅志  東北大学, 遺伝生態研究センター, 助教授 (40134043)
キーワード野生イネ / Oryza / rufipogon / 進化 / 遺伝資源
研究概要

今年度は調査初年度であり、以下のような調査を行った。
1 イギリス、キュー植物園における野生イネ標本の調査。キュー植物園にはインド原産の野生イネ標本が多数収蔵されている。これらの遺伝情報を得るため、中村郁郎がキュー植物園に赴き、情報収集にあたった。本研究の継続期間中に一部サンプルの恵贈を受ける予定である(8月)。
2 メコン中流域の未知の野生種の調査。タイ東北部から北部にかけての山中で、未知の野生イネ系統の調査を行ったが、当該の種は発見できなかった。なお、同時に行った栽培稲の調査では、今までには知られていなかった遺伝子配列をもつモチ系統が4系統発見できた。佐藤雅志、福田善通、山中慎介(研究協力者)があたった(10月)。
3 メコン最下流および中流における野生イネの調査。
(1) メコン最下流のいわゆるメコンデルター帯で、花を咲かせない野生イネ系統の調査および収集を行った。本調査では、20地点からのべ80余の系統を収集した。なお花を咲かせない系統は日本での維持管理が困難なため、タイ国バトムタニイネ研究所で株として保存中である。佐藤洋一郎、中村郁郎、上埜喜八、石井尊生があたった(11月)。
(2) メコン中流域のビエンチャン郊外でも同様の調査を行った。採集系統はバンコクおよびビエンチャンの分割して保存中である。
(3) 来年度の本調査を控え、ミャンマーにおける予備調査を行った。農業局との折衝および野生イネの分布調査を行い、おおよその分布地点などを確認した。石井尊生が担当した(12月)。
4 メコン中流域の野生イネの継続調査。12月の調査で採集した系統の調査を現地で行った。島本義也、秋本正博(研究協力者)があたった(2月)。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sato,Y.I.: "Origin and erolution of wild,weedy and cultivated rice" International Symposium on Wild and Weedy Rices. (in press). (1999)

  • [文献書誌] Sato、Y.I.: "Origin and varietao diggerentiation of Asian Cultirated rice" VIIth ICPB Intenational Symposiun Plant Evalution. (in press). (1999)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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