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1998 年度 実績報告書

塩湖の好塩微生物の学術調査と新規ハロゲン化酵素および脱ハロゲン酵素の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10041167
研究種目

国際学術研究

応募区分学術調査
研究機関京都大学

研究代表者

江崎 信芳  京都大学, 化学研究所, 助教授 (50135597)

研究分担者 栗原 達夫  京都大学, 化学研究所, 助手 (70243087)
吉村 徹  京都大学, 化学研究所, 助教授 (70182821)
キーワード塩湖 / ハロゲン代謝 / ハロゲン化酵素 / 脱ハロゲン酵素
研究概要

中国科学院微生物研究所部長の楊博士および云南大学教授で云南省微生物研究所所長の魏博士を訪問し、中国各地の塩湖の調査を行うとともに、これまでに同博士らの研究グループが探索してきた中国各地の塩湖から単離したユニークな好塩微生物を分与してもらい、今後の共同研究の方針を決め、役割分担について話し合った。
オーストラリア国メルボルン大学のMike Dyall-Smith教授を訪問し、高度好塩菌の単離方法、生化学的解析方法などについて議論するとともに、同教授が単離した高度好塩菌を分譲してもらった。続いて、オーストラリア国西部のロットネスト島を訪れ、ガーデンレーク、ハーシェルレーク、ピアースレーク、サーペンティンレーク、ピンクレーク、レークネグリの各塩湖から、湖水および堆積物を採取した。これらを20%程度の塩化ナトリウムを含む液体培地および寒天培地で培養した結果、約20種の高度好塩菌を単離することができた。塩湖によって、得られた好塩菌の種類、数には著しい差異が認められた。今後、これらのもつハロゲン代謝系について酵素化学的な研究を展開する予定である。
アメリカ合衆国カリフォルニア州シェラネバダ山脈の東部に散在する塩湖(オーウェンズレーク、モノレーク)、およびデスバレー国立公園内の塩湖(バッドウオーター)と塩河(ソルトクリーク)から塩水と堆積物を採取した。これらについて、今後、好塩菌の取得とハロゲン代謝系酵素の単離、解析を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ji-Quan Liu et al.: "Reaction mechanism of fluoroacetate dehalogenase from Moraxella sp.B." Journal of Biological Chemistry. 273・47. 30897-30902 (1998)

  • [文献書誌] Yong-Fu Li et al.: "Crystal structures of reaction intermediates of L-2-haloacid dehalogenase and implications for the reaction mechanism." Journal of Biological Chemistry. 273・24. 15035-15044 (1998)

  • [文献書誌] Yong-Fu Li et al.: "X-ray structure of a reaction intermediate of L-2-haloacid dehalogenase with L-2-chloropropionamide." Journal of Biochemistry(Tokyo). 124・1. 20-22 (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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