研究分担者 |
佐藤 洋一郎 静岡大学, 農学部, 助教授 (20145113)
辻本 壽 横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助教授 (50183075)
佐藤 和広 岡山大学, 資源生物科学研究所, 助教授 (60215770)
石川 隆二 弘前大学, 農学生命科学部, 助教授 (90202978)
島本 義也 北海道大学, 農学部, 教授 (00001438)
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研究概要 |
各作物グループとも以下のとおり海外での調査・採集を行った. 1.イネグループ:初年目は中国雲南省からラオス,タイヘと南下し,栽培および野生イネを探索・収集し,主に陸稲を収集した.2年目は中国広西省から国境を越えて北ベトナムに入り、その行程で稲調査を行った。その後、ベトナム山岳部のもち稲調査などを行い、ラオスに達した。ベトナムからラオスにかけての地域ではもち稲を中心とした調査を行った. 2.ムギ類グループ(オオムギ・コムギ):初年目は中国四川省に入り、四川農業大学の協力のもとに調査・収集した。 異常な大雨のために道路が破壊され、予定のルートを変更せざるを得なかったたが、所期の目的はほぼ達成できた。2年目はヒマラヤ山脈を経てチベットの対局に位置するネパールとブータンでネパールトリブファン大学の協力のもとに収集及び調査した。また,2カ年にわたり,これまで収集サンプルの少なかった中国昆明周辺のムギ類遺伝資源を中国科学院昆明植物研究所の協力で調査・収集した。 3.ダイズグループ:初年目は中国貴州省カイリー市から広西荘族自治区の桂林市にかけて、ミャオ族、トン族およびチワン族の集落を中心にダイズ在来種の調査を行った。遼東半島の北朝鮮国境を流れる鴨緑河を中心に、野生ダイズの分布および生態を調査した。2年目はネパール、インドネシアについて、ダイズ在来種の調査を行った。ベトナム国境域およびミィヤンマー国境域では主としてミィヤオ族など少数民族の居住するを重点的に調査した。
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