研究課題/領域番号 |
10041180
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
西田 治文 中央大学, 理工学部, 教授 (30164560)
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研究分担者 |
朝川 毅守 千葉大学, 理学部, 助手 (50213682)
瀬戸口 浩彰 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (70206647)
村上 哲明 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60192770)
青木 誠志郎 千葉大学, 理学部, 学振特別研究員
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キーワード | ゴンドワナ / マダガスカル / ボリビア / アルゼンチン / ニューカレドニア / ボルネオ / 南半球 / 周南極分布 |
研究概要 |
平成11年度は、下記地域に分担して採集調査を行い、予定した成果を得た。 マダガスカル 村上が、平成10年度の継続調査を行い、特にチャセンシダ科、ゼンマイ科の標本を採集した。国内ではすでに10年度に西田らとともに採集した資料の遺伝子系統解析に着手しており、広分布種とされているレガリスゼンマイに多くの種内変異があることなどがわかり始めている。 ボリビア・アルゼンチン ボリビアで西田は、シダ類のフサシダ科、チャセンシダ科、シシガシラ科の、青木はタバコ属のそれぞれ遺伝子解析用資料および乾燥標本、液浸標本を採集した。アルゼンチンではタバコ属を南部パタゴニア地域で広範に採集した。タバコ属内の遺伝子移動に関する論文を投稿準備中である。シシガシラ科の資料は、これまで形態のみで推定されてきた系統関係を検証するための材料となる。 ニューカレドニア 朝川が、第三紀珪化木化石採集を行い、多数の資料を得た。10年度にマダガスカルで採集したペルム紀及び白亜紀材化石とあわせて、記載を進めている。 ボルネオ 瀬戸口が、キナバル山周辺で採集を行い、ビカクシダ属、ヤシ科、ゴマ科など系統解析用の資料を収集した。すでに、ビカクシダ属については、10年度採集のマダガスカルの標本を含め、他の熱帯地域の資料解析が進んでおり、発表の準備をしている。 採集した現生植物及び化石資料は、担当分担者が保管して引き続き研究を行う。また、ボリビアで採集した標本の重複標本は、調査中便宜供与を受けた、同国国立植物標本館に収蔵する。
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