研究課題/領域番号 |
10041211
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研究機関 | 長野県短期大学 |
研究代表者 |
大橋 信夫 長野県短期大学, 生活科学科, 教授 (50203899)
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研究分担者 |
下平 佳江 長野県短期大学, 生活科学科, 助手 (80261098)
小木 和孝 , 財団法人・労働科学研究所, 主幹研究員 (90124312)
岸田 孝弥 高崎経済大学, 工業経営学, 教授 (00106262)
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キーワード | 安全 / 衛生 / 異文化 / 職場改善 / 参加型 |
研究概要 |
A.平成10年度(第1年度) 1.調査研究の具体的計画の策定(平成10年5月) 日本側研究者を代表して労働科学研究所:教育・国際部協力室次長川上剛、現在ILOアジア太平洋総局東アジア多角的専門家チーム産業安全保健専門官)およびタイ側マヒドン大学労働衛生学教室:チャラームチャイ・チャイキッティボーン準教授との間で研究内容及び実施計画、協力体制、役割分担について協議して、合意が成立した。 2.第一次現地調査の実施(平成10年8月) 労働科学研究所:川上剛及び千葉工業大学:池上徹の2名がタイ訪問。マヒドン大学と共同で現地多国籍企業4社を訪問し、安全衛生の実態についてインタビュー調査を実施した。またタイ人安全衛生担当者からも情報収集を行なった。 3.第一次現地調査のとりまとめと質問紙の作成(平成10年11月) マヒドン大学より、チャラームチャイ・チャイキッティボーン準教授およびサラ・アーポーン助教授が来日し、労働科学研究所において川上剛らと共同で、第一次現地調査のとりまとめを実施した。さらに、この結果を踏まえて、次年度調査に向けて、質問紙を作成した。 B.平成11年度(第2年度) 1.第二次現地調査の実施(平成11年4月) 労働科学研究所:川上剛及び千葉工業大学:池上徹タイ訪問。マヒドン大学:チャラームチャイ・チャイキッティボーン準教授およびサラ・アーポーン助教授と共同で、タイ多国籍企業で働く安全衛生担当者を対象に質問紙調査を実施した。 2.現場調査の実施(平成11年4月) 多国籍企業N社の生産現場において作業分析調査を実施した。 3.タイ人従業員の訓練(平成11年12月) 調査結果にもとづき、現場の改善について、多国籍企業I社において参加型トレーニングを試行した。 4.調査結果の解析(平成12年1月) マヒドン大学のサラ・アーポーン助教授、プリーチャー助教授が日本訪問。初年度および2年度目の調査結果について、因子分析を行い、異文化混在環境における安全衛生改善に有効な7因子を抽出した。 C.平成12年度(第3年度) 1.チェックリストの開発 二年度目に実施した因子分析結果を踏まえて、在タイ多国籍企業の異文化混在環境における安全衛生改善に有効なチェックリストを開発した。 2.タイ従業員の訓練(平成13年2月) 高崎経済大学岸田孝弥教授がタイを訪問。マヒドン大学のサラ・アーポーン助教授と共同で、上記チェックリストを用いて、多国籍企業I社において、参加型トレーニングを実施した。 3.チェックリストの最終版の作成 在タイ多国籍企業の安全衛生改善に有効なチェックリストの最終版を、英語版およびタイ語版で作成した。
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