研究課題/領域番号 |
10041214
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
加藤 泰建 埼玉大学, 教養鍔部, 教授 (00012518)
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研究分担者 |
徳江 佐和子 日本学術振興会, 特別研究員
峰 和治 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (50209839)
井口 欣也 新潟大学, 人文学部, 助教授 (90283027)
坂井 正人 山形大学, 人文学部, 助教授 (50292397)
関 雄二 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 助教授 (50163093)
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研究期間 (年度) |
1998
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キーワード | アンデス / ペルー / クントゥル・ワシ遺跡 / 形成期 / 文明の形成過程 / 考古学 / 文化人類学 |
研究概要 |
1. 広域実測調査を実施し、クントゥル・ワシ神殿の全体構造を理解するための基礎的な地形データを得た。また、神殿建築の分布状況を把握することによって神殿の空間構造についての知見を得た。 2. 神殿中心部3カ所において集中発掘を実施し、神殿建築に関して次のような新たな知見を得た。 (1) A区の発掘:クントゥル・ワシ神殿第2期にあたるクントゥル・ワシ期の基壇=広場構造の外形を確認した。また第3期コパ期の神殿建築については、基壇=広場複合と階段、通路、前庭などの諸施設を確認するなど神殿構造の詳細なデータが得られた。さらにクントゥル・ワシ期において3相、コパ期においても3相の建築フェーズを確認、神殿の生成変容について重要な知見が得られた。 (2) B区の発掘:1997年に発見された金製品を伴う特別の墓と基壇建築の関係を把握、墓がクントゥル・ワシ期の第1フェーズにあたることを確認した。またコパ期に属する墓を3基、第4期ソテーラ期に属する墓を2基発見した。いずれも金製品は含まれていないが重要な比較資料が得られたことになる。 (3) C区の発掘:クントゥル・ワシ神殿ではもっとも古い第1期イドロ期の神殿建築について調査を行い、最初に建設されたプラットフォームが、その後3回にわたって改築されていく様相を詳細に把握することができた。また、コパ期の朱を伴う特別な墓が2基発見され、土器などの副葬品が得られた。 3. 1996年および1997年に発見された4つの墓 6KW-GTM4,6KW-GTM5,6KW-GTM6,7KW-BTMlの副葬品の内、金製品について計測、観察、写真撮影などの整理・分析を行い、基本的な台帳を完成させた。 4. 遺物の分布状況について基礎データの整理を行い、神殿建築と物の使用の関係について見通しを得た。
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