研究分担者 |
竹内 比呂也 静岡県立大学, 短期大学部, 助教授 (10290149)
DEMPSEY Loca 英国図書館情報ネットワーク研究所, 所長
MOORE Nick City University London, 教授
金 容媛 駿河台大学, 文化情報学部, 教授 (00225020)
田村 俊作 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (70129534)
|
研究概要 |
本調査研究では、アジア・太平洋地域諸国における情報基盤整備を効果的に推進し、国際的な情報流通システムへの参加を促進するための戦略的モデルの開発に必要な情報の収集・分析を行うことを目的とした。そこで、平成6-8年度に「アジア・太平洋地域における学術情報ネットワークの基盤構造に関する調査研究」(科学研究費 研究課題番号:06041014)で実施したベトナム、フィリッピン、インドネシア、バングラデシュ、フィジー、モンゴル、ネパール、タイにおける現地調査の結果を、基盤整備の方策策定の観点から分析した。 その上で欧米先進国の例としてイギリスを取り上げ、Cabinet Office Central IT Unit,Department of Culture,Media and Sport,British Library,Data Protection Registrar,Library and Information Commission,UKOffice for Library and Information Networking(UKOLN)等の情報政策関連機関の訪問調査をおこなった。アジア・太平洋地域に付いては情報基盤整備が進んでいるシンガポール、オーストラリアならびにフィリッピンの現地調査を実施した。 シンガポールではNational Computer Board,National Library Board等、オーストラリアに付いてはNational Library of Australia,AustralianLibrary&Information Association等、フイリッピンではDepartment of Science and Technology,Philippine Council for Advance Science and Technology Research and Development,NationalInformation Technology Council,National Computer Center,Philippine InformationInfrastructure Plan Officeその他の関連機関の訪問調査をおこなった。これらの調査結果を基に情報基盤整備のためのアジェンダを開発することができた。今後は地域内の他の諸国の調査を継続し戦略的方策策定における適用を検証する必要がある。
|