研究課題
基盤研究(A)
欧米先進諸国における21世紀の学校論は、ICT革命を中心とする学校革新、生涯学習を中心とする「学びの学校論」、グローバル化時代における「学校ネットワーキング論」、新たな認知心理学的理論を背景とするカリキュラム開発理論、学習支援者としての教師論、多文化化・多民族化する社会における多様性と拡散性を特色とする多文化主義的学校論、創造的カを育成する学校論、親と生徒を中心とするチャーター学校論、学校教育消費者の二一ズに応えるCustomizedされた学校論、など新たな社会と時代が要請する革新的な「明日の学校」の構成要件が解明できた。とりわけICT革命が明日の学校に及ぼす可能性と革新性には計り知れないものがあり、まさに未知の世界への第一歩を踏み出しつつあるといえる。世界の学校教育市場のグローバル戦略も重要となりつつあり、世界のいずれの国の戦略が市場を制覇するのかが問われる時代がきつつある。とりわけ大学教育や語学教育の分野での「明日の学校」の姿は一変する可能性がある。近代的要件をどこまで残しながら、明日の学校はどのように変貌するのかを予測する研究はこれからの教育政策にとってきわめて重大なものとなるし、それ抜きにグローバル化する教育市場を生き残る戦略はたてられないことが判明した。○咋年度の第一次中間報告書に続いて本年度も第二次中間報告書をとりまとめ、提出する。
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