研究課題
基盤研究(A)
本研究の目的は「日本情報の国際共有として、海外で収集・整理・蓄積・利用されている日本に関する学術情報を、現実および仮想的なデータベースとして構築し、共有化する」ところにある。この課題をめぐって、平成12(2000)年度には3組13名の招へいと12件延べ12名の派遣を実施した。欧州(特にドイツ)、米国、中国さらに韓国などの学術図書館が収集する日本語コレクションについて、その所蔵情報を国立情報学研究所が維持する総合目録データベースに登録するための技術課題、運営課題について情報収集、分析、情報交換に努めた。また既存の接続館に対する運営効率の向上について協議した。この作業を基盤として、学術情報の国際的共有をとりまく学術政策、学術情報政策、学術情報の利用行動などについての討議を訪問先において、また、研究者・専門家を日本に招へいして討議し、本研究に参加するものの知見を深めた。初年度および二年度の経験・知見により指摘されていたデモンストレーションをベルリンで行い、また米国学術情報コンソーシアムとの連携協力の課題を協議した。タイ国における日本情報利用・需要についての評価情報を収集した。
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