研究課題
基盤研究(A)
1.本年度はアメリカを中心に分類し研究をしたが、ヨーロッパについても多くの映像資料が判明した。1)アメリカの莫大な映像資料の中で、取り残されがちなハワイのビショップ博物館の民族誌映像について分類研究するため山中速人を派遣した。2)今までの調査から、映像保存と歴史的民族誌映画は重要な関係があることから、保存にかかわる映像の種類といったものから、民族誌映像を探求することで、スウェーデン、ドイツ、ベルギー、フランスの各フィルムライブラリーに園田直子を派遣した。3)オーストラリアの新しいフィルム製作を研究するため、リンツの電子芸術博物館に波多野宏之を派遣した。4)去年に続き、アメリカ自然史博物館への調査は大森が担当し、ボストンの教育フィルムセンターの資料についても調査研究を実施した。5)映像資料についての多くの情報を得るため、フランスの人類博物館(フランソワーズ・フコー)及びマルセイユ市博物館(ピエール・ジョルダン)と共同して、研究にあたった。2人を日本に招聘し、国立民族学博物館にて研究会を実施した。6)本年度の調査は、各種の資料を手分けして収集した。そして最終年度のまとめに向けての準備段階とをも考えて研究会も開催した。
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