研究課題/領域番号 |
10044022
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
大芝 亮 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50168910)
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研究分担者 |
猪口 孝 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30053698)
田中 俊郎 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (90051862)
下斗米 伸夫 法政大学, 法学部, 教授 (80112986)
山本 吉宣 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20092025)
有賀 貞 独協大学, 外国語学部, 教授 (80054302)
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キーワード | リアリズム / リベラリズム / コンストラクティビズム / 歴史認識 / パブリック・メモリー / 民主主義 / 資本主義 / ガバナンス |
研究概要 |
日独の対外政策比較の報告書の枠組みおよび構成について、T・リッセ、V・リットバーガー、H・マウルらと日本側メンバーで協議した。議論が集中したのは、理論的枠組みと歴史のインパクト、そして民主主義・資本主義の異質論争の3つの問題であった。 第1に、理論的枠組みについて、個々の事例研究で分析者それぞれの視点に基づいて研究するだけでなく、まず最初にリアリズム、リベラリズム、コンストラクティビズムの3つの主要理論に当てはめて分析を行ったうえで、いずれの視角がもっとも適切であるかを述べる形式で進めることにより、日独の対外政策比較はより鮮明になると考えた。 第2に、歴史を国民がどのように認識・記憶しているか、こうしたパブリック・メモリーは現代の外交政策をいかに拘束し、またいかなる影響を及ぼしているかという問題は、第2次世界大戦後の日独両国の対外政策研究にとり、きわめて重要である。歴史教育も含め、歴史の外交へのインパクトについて、このプロジェクトでも積極的に取り組むことにした。 第3に日独の民主主義と資本主義の特徴について、英米諸国との比較をいれることにより、日独の比較がより容易になるとの視点も提示された。この点は具体的に、貿易問題での日独の資本主義は英米とは異質かどうか、また、日独の民主主義とガバナンスは、英米のそれらといかに異なるのかを検討する問題となる。 具体的には、プロジェクト全体のテーマとして、日独の対外政策を、歴史の影響、同盟、地域統合、貿易、武力行使、開発援助、世界秩序と国連というテーマを取り上げることにした。
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