研究課題/領域番号 |
10044025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
中野 敏男 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10198161)
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研究分担者 |
米谷 匡史 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80251312)
大川 正彦 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80323731)
岩崎 稔 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (10201948)
千田 有紀 東京外国語大学, 外国語学部, 専任講師 (70323730)
篠原 琢 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20251564)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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キーワード | 東アジア / ナショナリズム / ポストコロニアル / グローバリズム / 総力戦 / レイシズム / 脱植民地化 / modernization |
研究概要 |
1998年度は、先行的研究「戦時動員と構造変動」の成果をいかに発展的に活用していくのかに腐心する時期であった。あらためて内外の研究者のネットワークを構築するとともに、7月に、「帝国の総力戦と植民地空間--そのねじれと転位」を開催し、総力戦テーゼとポストコロニアル研究との接合という企ての端緒を模索した。また、従来の研究のひとつの達成として、Total War and"Modernization"をCornell University Pressから公刊し、研究の具体的成果が英語圏の研究者にとって直接アクセスできるものにすることができた。 ついで本格的な研究活動を進める年となった1999年度には、9月19日に東京外国語大学において「脱植民地化の欲望・グローバルな市場」と題する国際共同ワークショップを、また12月に沖縄において「コロニアリズム/レイシズムを問う場所、語る位置」と題するワークショップをあいついで実現した。これと並行して、5月と10月に、それぞれ日本側のメンバーがヨーロッパとアメリカを訪れ、複数の研究集会を実施して、研究計画を実際に担うメンバーのあいだの、明確な共通認識と課題意識を作り出すことに成功した。 こうした国際的な広がりをも背景として、2000年度においては、本プロジェクトの総力をあげて、「戦後東アジアとアメリカの存在--《ポストコロニアル状況》を東アジアで考える」と題する大がかりなワークショップを成功させた。これは、2001年1月26日-27日の二日間におよぶものであったが、たんに戦後東アジアの忘れられた諸問題を主題化しただけでなく、従来の理論枠組みやカノンを根本から再検討する作業となった。このワークショップは、三年間の研究の集大成として、2001年6月を予定として、青土社からその学術的な記録の公刊準備が進められている。
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