研究課題/領域番号 |
10044029
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
橋本 介三 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (00033176)
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研究分担者 |
小林 敏男 大阪大学, 経済学部, 助教授 (20205470)
松繁 寿和 大阪大学, 国際公共政策研究科, 助教授 (50219424)
林 敏彦 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (50047487)
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キーワード | 大連市 / 開発区 / 東アジア / 水平分業 / 日中経済交流 / 経営 / 労働 / 技術移転 |
研究概要 |
昨年度は、基本的な文献の分析、マクロ情報の収集と分析、大連経済技術開発区と大連市内における第一次企業ヒアリングを行った。今年度はそれらの結果を踏まえ、調査対象を絞った詳細な企業内調査、東アジアにおける水平的分業の実態を把握するために中国他地域での調査、およびアンケート調査の準傭を行った。 まず、8月には大連経済技術開発区とその周辺地域を対象に再調査を行った。第1に、大連技術開発区の発展が大連市のみならず東北三省に及ぼす経済効果を調査するために訪問調査を行った。第2に、大連地域の状況を相対化するために、上海、香港における外資系企業の聞き取り調査を行うとともに、地域間の水平的分業の状況を探った。第3に、大連地域における外資系企業の進出による経済効果、特に、経営ノウハウを含めた技術移転の効果に関して群細な聞き取り調査を行った。 12月には、第3回の日中合同研究会を開いた。そこでは、これまで行った検査の中間報告をおこない,プロジェクト外の参加者を含めて公開の形で検討が行われた。また、これまで得られた調査結果の一般性を確認するとともに、大連地域における日本企業の経営戦略、中小企業の動向を把握するためにアンケート調査の計画が練られた。 2月には再度大連を訪問し、大連市内を中心に8月調査の補足、アンケート調査のための情報収集と打ち合わせが行われた。また、開発政策と中国国有企業の変革に関するフィールド調査が開始された。
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